前振りは結構複雑な映画のように宣伝していたが、そこまで複雑なものではなく、心理戦に持ち込むかと思えば残念ながら、普通にgunの撃ち合いというバイオレンス風の筋書きであった。息を潜めて菅田の運命を見守っていたが、その甲斐あってか、彼はこのきついサバイバルゲームを生き残るのである。しかし、彼は何の落ち度で人々に嫌われ、狙われるようになったのか?人は少しでも、人が自分より幸せであることに嫉妬して憎むだろうと言うことに尽きるだろう。SMSで繋がったグループが、一人の主人公の人生を集団で破滅させようとする。現代社会の薄っぺらな人間性、とてもドライで何のイマジネーションもそこにはないエゴの恐ろしさ、醜さ.しかし誰でもそこは自己経験したことがあるだろうから。。コレはコレで良いのかもしれない。現実を突きつけられて観客は辛すぎてついてゆけない。やるせない作品である。年末に見るときっと気分が悪くなる怖い映画でした.しかし怖いものほど見たくなる、と言うのも人のサガであるから、つぎはChimeでも見るかとなる。