スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

トニー滝谷 2005年 宮沢えり、イッセイ尾形 、監督市川準 、原作 村上春樹

面白い映画だった。孤児のような孤独な少年トニーのお話。母もなく、父は旅に出てばかりのミュージシャン。 大人になって結婚するが、その女は洋服依存症の病気であった。 トニーは子供の頃から絵を書くのが好きで、絵の塾に通っていた。美大に入り、卒業後…

父 . 丹羽文雄 介護の日々 本田圭子著 1997年

丹羽という文学の大作家を父に持った圭子は、自らファーザーコンプレックスと名乗っているぐらい 父を愛し、尊敬していたのである。そんな彼が80才を境に何かちょっとしたおかしい振る舞いがおこるようになる。初めは皆がが、こんなことはよくあることだと見…

ジョージハリスン パート2イン ザ マテリアル ワールド パート2 マーティンスコセッシ監督 2011年

第2話は、やはり悲しいものだった。ジョージはもうすぐあの世へ召されるのだから。 題名のマテリアルワールドというのは、この物質社会という皮肉が含まれており、見えない魂の世界を追い求めたジョージとは反対の意味である。又は、俗世と言うべきか。 some…

シザーハンズ 2000年 ティムバートン監督

今日、TVでやっててね、この映画100回みたよと豪語するスッポコのわたし。クリスマス、メルヘン、スノー 、 よく切れるハサミで作られる緑のトピアリーと三拍子も4拍子もそろった作品。 私は、よく切れるハサミが大好きだ。切れ味の良い剪定ばさみshearsで枝…

ゴルゴダの丘 1935年 仏 ジュリアン デュヴィヴィエ監督

これ何時の映画かと思うほど 昔の映画っていうか、もちろん白黒ですがな。 カッコいいフランスのモデルさんのような俳優さんがやってました。金髪がキレイでした。 イエスがピラトのところにやって来た。ものすごい数の群衆が熱狂して走り廻っている。 大き…

フィールドオブドリームス field of dreams 1989年 ケビンコスナー主演

コスナー主演の映画は、だいたいおもしろい。ダイナミックで、力強いことをモットーとしているらしい。 これは突拍子も無いお話である。ある片田舎の農場で、たくさんのコーンが植えてある所だ。 ケビン(キンレイ)は、そこで変な声を聞く。幻のようで、つま…

ジョージハリスン george harrison living in the material world 2011年 マーティンスコセッシ監督

これはパートワンである。スコセッシ監督が長きにわたり、編集したそうだ。彼は、ローリングストンズのshine a light も監督しているので、ジョージハリスンのことをやっても、別におかしくはないだろう。 ハリスンは、確か脳腫瘍で亡くなっている。水の上に…

ダーティ グランパ 2016年 ロバートデニーロ主演

デニーロもなんか老人臭くなり、グランパ役がまわってきた。過去の男気に溢れたかれとはちがう老年の彼が、頑張っている姿に、観客はオロオロしたりタジタジすることになる。 コメディーというか、なんかちょっと悲しくなるのであった。 孫と一緒に弾けて旅…

キングオブキングス 1961年 アメリカ映画 ジーザスクライスト スーパースター1973年

キリストの映画って意外とあるもんだね。最後は磔になるやつね。どれも似たり寄ったりになるのは面白くないことだ。もっと神聖な素敵な映画にできないのかね。クレージーで、サイコなやつね。 数年前に見たジーザスクライスト スーパースターは、派手で、結…

沈黙 2016年 マーティン スコセッシ監督

御年75歳の監督は、ますます円熟味が増した感じである。 遠藤周作の沈黙という小説は高校の教科書に載っていて人の気持ちの内側を読むというような作品であった。キリスト教徒の遠藤の作品なので、なんとなく説得力があるかなと思ったものだ。 しかし、だ…

厭がらせの年齢 丹羽文雄 (にわ ふみお)

丹羽文雄というのはどういう作家か、有名な人な人なので、名前は知っていたが、どのような作家かは知らないでいた。 ただ、私が生まれた時にすでに、30歳は超えていたと思う。だから私の親と同じぐらいの年であろう。 いや略歴を読み、1904年生まれで、こ…

奇跡の人 2016年 TV ドラマ

峯田和伸主演の、ハチャメチャドラマが感動を呼ぶ。お相手は麻生久美子である。 彼女の娘は、目も見えず、耳もきこえずに 生きている小さな女の子(海)であり、学校にもいけれない状態であった。峯田がサリバンよろしく女の子の教育係になるのだが、それは困…

瀬戸内寂聴 生きてこそ 2017年

若い頃は、自分スッポコが死んだら、臓器はそっくり他人のために使って欲しいと、思っていたものだが、 その後、脳死についてあまりにいろいろな意見がなされたものだから、何が何だか分からなくなってしまった。何故こんなに話がこんがらがってしまったのか…

無意識の心理 ユング 高橋義孝訳

難しいので、字面を追って読んだのだが、基本的にはユングの論と合致したもだった。(当たり前だが) 外交的人間の中の内向性、内向的人間のアンバランスなどである。私など極端な内向性だと思い、外交的な人達がうらやましくおもわれるのだ。だが外向性の人は…

田舎のスタバにて

ひさびさに、スタバに行く。うーんお昼だし結構人にぎやかそう。ワオ、ファッショナブルなお兄さん、極め付けの洋服に身を包んでポックリポックリ歩いて来る。あれはスタバに行くのね。やっぱ入った。 そのちじれ髪を前に垂らすのが今風なのか。パステル調の…

オケ 老人! 2016年 杏主演

老人物が好きなもので、オケ老人を借りた。 老人たちが若者たち顔負けで、木製オケを派手に投げ合ってOK!と言ってはバンバン騒ぎまくる洋画だと思っていたら、邦画だったよ。 オケとは、オーケストラのこと。なるほどね。 まあ、杏は音楽好きが高じて、老人…

存在の耐えられない軽さ the unbearable lightness of being 1988年 フィリップ カウフマン監督

実はこれアメリカ映画だというから驚きだ。耐えられない映画の一つだ。不倫して、また不倫して、また不倫する。ただそれだけのお話だ。美しくも、楽しくも、オシャレでもない、人のフリン見て何が楽しいかな。原作者のミランクンデラは、チェコの人でノーベ…

105歳 死ねないのも 困るのよ 篠田桃紅 2017年

100歳以上の人たちをTVでも毎日のように目にするようになった。彼らはとても元気そうで、腰などちっとも曲がっていないし、何や彼やと趣味も多彩である。だがスッポコは特別に羨ましいとは思わない。 やはり100歳は100歳であろうから。魔法使いでも…