2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
合葬(がっそう)という題名の映画で、幕府が無くなってから、クビになった武士達が、江戸の治安を守ると言って作った「彰義隊」の運命を描いたもの。 元旗本の武士達が中心であった。上野の山で闘った。 新政府軍は、大砲を打って、あっという間に彰義隊は負…
天女二人が、舞台で舞っている。それは美しい濃い藤色の衣装である。大袖を時折クルリと回す所作も美しい。 この二人の天女が天上に昇天しようと願っていると、嵐が来て龍の化け物が三匹も現れて姫たちの前に現れた。これは深沙の大王であり、仏門に帰依する…
ファウストを読む前に、以前に読んだ親和力を書いてみる。 これ、ズルイですよね。まったく、お恥ずかしい限りであります。 多分ファウストは当分封印されると思う。ハプニングが起きてしまい、読む気が起こらない、忙しくて時間がない等の理由から、しばら…
足の痛い人は多いものだ。歩かなくなった現代人は特に田舎では車で移動がほとんどである。 歩きたくとも、時間のないのが実情だ。 どんどん弱って来る人間に、西式の体操は、原点に帰った由緒正しい感じがする。 足の痛いスッポコは、利き足の右の親指の付け…
ソ連(現ロシア)の批評家であったバフチンは 特に、ドストエフスキーについてよく研究していて面白く読める。弟が買ったばかりの本であったが横取りしてざっと読んだ。 ポリフォニーという事を示し、ラスコーリニコフの心には、自分以外のソフィー、母、妹、…
ファウストの話を、かいつまんで作られた短編映画である。年取ってヨボヨボになったファウスト教授が若者に変身して、あれこれやっていく話。 本当のファウストをいまだに読めないスッポコとしては、忌々しい限りだ。 死ぬまでに読まねばなるまい! 悪魔の美…
高畑監督のかぐや姫、天才と言われるわけもわかりますね。前にもテレビでか一度見たのに、ブログに載せていなかったのはなぜだったのか。昨夜テレビで放映されてしまった。残念であった。 あの頃は弟が村岡花子の英訳竹取物語を出してきた時で、ワイワイ言っ…
主役の加瀬亮や、弁護士の役所広司などのベテランを使っていたが、なんせ冤罪の映画であり、ドキュメンタリータッチであり、結果は全くハッピーエンドではないため、後味の悪いものになっている。 実際にこう言うことが起こっていると言うことをかんとくはい…
ガス室送りになるところだったフランクル先生は、ナチス(国家主義)の収容所で、いろいろな人に会ったそうだ。 同じ精神科医や、社交界で大いに名を馳せた紳士や、哲学者とか。そのようにこの世では 名の知れた有名人たちも、その位に関係なく同じように、ガ…
この事件は、1972年のことであった。その時わては17才の田舎の高校生であった。 毎日が生放送のテレビであさま山荘の事件が中継され続けていた。 彼らのリーダは森恒夫と永田洋子(ひろこ)の二人。連合とはいろいろな流派のグループが 一緒になってでき…
夜と霧の作者であるビクトール フランクル(1905-1997)はオーストリア出身の精神科医、心理学者である。彼はユダヤ人であったので、強制収容所へ送られ、終戦までそこで苦しんだ。 フランクルの功績は、やはり、生きるための、生きる意味を、言葉で、的確に表…