王子ハムレットの恋人となったオフィーリアは、玉の輿というよりも真実の愛に目覚めて彼女とハムレットは村の牧師に頼んで神の前に誓いをして、結婚する。
その後、デンマークの国が大荒れに荒れて国敗れ山河あり、になろうとは予期せぬことであった。
王が死に、代わりに弟が王位につく、これが、偽の始まりであった。血筋ではないのに、弟と名乗った男へ復讐を誓うハムレットであった。
ハムレットとオフィーリアは、この男の素性を知り、気のふれた芝居をしながら復讐を誓う。
が、逆にオフィーリアの父も兄も殺されてしまう。オフィーリアの命も狙われた。
彼女は薬を飲んで死人のふりをして難を逃れて土にうめられた。川に浮かぶオフィーリアと花の群であった。花💐! ミレイの絵画。落穂拾いのミレー画伯の絵と思っていたら、ミレイという同年代ぐらいの画家だった。ややこしいね。うん、まったく。
だがオフィーリアは、友人の医師によって助けられて、本当の尼寺へゆく。そこまでは敵も追ってこない。
既にハムレットは死に、わるい王様も死に、王妃も死んだ。城があったところには誰もいなくなった!
愛が偽りに汚されて、悲劇ばかり続く物語のハムレットで、恋人役としてちょい出だったオフィーリアに焦点を当てた作品で、
もう一度ハムレットの復習となっている。ただ、オフィーリアの事はここまで書かれていなかったように思う。
オフィーリアは尼寺で生き抜き、心の平静を保とうと努めた。ハムレットとの子供が、スクスクと大きくなっていくのを眺めて。
ジョン ウィリアム ウオーターハウスという画家の絵画でもオフィーリアはやは青い色のドレスを着ている。