スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

タクシー ドライバー 1976ねん  ロバートデニーロ主演  マーティン スコセッシ監督

アイリス ベツイ トラビス という、ニューヨークの住人達.トラビスは主役のドライバー.しがない暮らしぶり.スコセッシ監督の作品が苦手な私は記録映画は重宝させてもらっているが、普通の映画は敬遠気味になる。

社会の矛盾を説いた映画だろう.大都会に生きる彼、なんでも手に入る町に生きていても本当の欲しいものは、彼の手には入らない。.それは社会が間違っているからかもしれない。他の仕事仲間のように屈託なく諦めて生きてゆくこともできない野望派のトラビスであった。自分はどこか特別な存在なのだ。そう思わずには生きてゆけぬニューヨークという野望の街であった。

彼はまず女を誘ってデートするが嫌われて捨てられる。ショックに耐えられぬ日々を送る彼であった。レコードや花束を贈るものの返されてしまう.彼が初めて彼女を連れて行った映画はなんとポルノ映画.

彼女は怒って帰ってしまう.そういうデートの方法も知らない彼はウブだったのだし、高い教養もないということだ。彼は、女から全否定されて、ショックのあまり、怒りに翻弄されて拳銃を手に入れてしまう。

これで強くなれる誰よりも.何よりも。そう独白する。彼女の仕事は何やら、セナターに立候補する人の選挙センターに勤めていた。そういう高級嗜好の彼女、タクシードライバーには見向きもしないだろう。

彼は突然に髪型も変えてしまう.頭を剃ってモヒカン刈にして戦闘モードだ。

拳銃を手に入れて、女を買いに行くと、綺麗な少女のアイリスがいた。彼女はまだ12歳.とろけるような女だと紹介される。この少女に興味を持った彼は、アイリスと部屋で過ごす.指一本触れずに部屋を出るのはなぜなのか.この少女を弄び、自分のものにしようとする男たちを次々に銃殺.血みどろの銃殺撃となる現場、彼女の部屋。

社会の中の個人がやったことに、最後は矛盾点が見えてくる.社会の歪み、孤独、貧富の差等々.社会の裏側をリアルに絵描きだそうとした監督、しかしどうにもやるせない。

この映画有名すぎて長い間見て見ぬ振り.みたけどやっぱり最も山場の撃ち合いがよく分からずギヴアップ。ジョディーフォスターのこのアイリス役は世界的に有名になり、そこのところばかりが強調され一人歩き。

それでどうしたってことだけど、あの頃は衝撃的なストーリーだったのだろう。ジョディーフォスターの他の映画の方が好きだが。

簡潔でドライな映画である。いつも特別な箱に入れられて保存されて来たこの映画、たまにはみてみると新鮮かもだ。