四国の石鎚山にあった黄色い花は、キレンゲショウマといって、特別な新種であった。
その植物のみで一属を意味する存在であった。
だが、この花は、史実では別の人が見つけ新種として登録されたのだった。
ドラマでは、田邊教授は、東大を罷免されていた。お茶の水女学校など名だたる学校の校長も兼任し、順風満帆の状態だったのに、地位は急降下して行く。森有礼(ありのり)文部大臣が暗殺されて以来、田邊教授の足場は
急に危ういものとなったのだ。植物学にもう一度精出して打ち込もうと決意したにもかかわらず、
全てが無駄になってしまったのだ。
そんなおりドイツ留学していた徳永教授が隆々として大学に帰ってきたのだった。震える声で、挨拶をする田邊教授。もう自分の居場所は無いと悟った田邊教授。
そして、家族で行った海水浴で、溺死をしてしまうというとても酷いことになる。
そこまでやらなくてもと思ったが、どうかな。かわいそうな田邊教授。どれだけ悪いことをしたんでしょうか。
万太郎にした意地悪やパワハラは可愛いものだー許してやってもよかったのに。