あいみょんの歌とと共に始まるが、この歌は、苦労を重ねるスエコさんのためのものだそうです。
イラストも、万太郎とスエコが手に手を取って、野原の上空を飛ぶものになっている。
戸隠草は、別名、破門草ともいわれて、いろいろ揉め事があった植物らしい。
伊藤家の三世代が守りぬいて来たこの植物を、東大の教授が横取りして新種とかいって世界に発表してしまう。が、サンプル不足とされて受理はされなかったのだ。
ranzania japonica Ito.なんとか。ランザニアとは何代目かのおじいさんの名前のランザンからとった。
怒った本草学の大家、伊藤家の三代目の青年は、ケンブリッジ大に留学して新たにこの破門草を申請し、受理されたのだった。植物学の伊藤家の意地を見せつけた事件だった。この植物はなかなか見つからない植物であり、とても珍しいものだった。伊藤家の意地、これが肝である。