ひどい親もいるものだ。母親は自分の不倫を隠すために、目撃者の自分の子供の少年を、少年院送りにするのだった。まっさらな少年の心で見た大人の忌まわしき汚れた行為が暴かれる映画。
暴かれるといっても観客にはわかるといった意味で、映画内ではバレないで、大人の都合で進んでいく。
でもこう言うご都合主義って、今でも健在であるから、多くの共感が得られるのだろう。
逆らうことのできない少年の姿が憐れ。院の少年たちと看守とで、海辺へ出て、砂浜でじっと海を見る姿が胸に痛い。海に行っても、彼らは全く自由ではないのだ。
下は、悪い仲間とお父さんの勤める会社に侵入し、タイプライターを盗もうとしている少年。
その結果、お父さんは解雇される。悪いことは続くのだった。