「レッドワン」とは赤い人サンタクロースさんである。セイントニコラスを発祥として、子供達にプレゼントを配るのだが、一晩で何億ものプレゼントをどうやって配るのかは、秘密になっていた。北極のどこかの極秘の場所にすむサンタクロースは実在していたという話だが、CGなど駆使してはいるが、ごく控えめになっていて、そこが上品でイイなと感心した。グロテスクなCGはクリスマスには似合わないことが証明されて嬉しい。派手で眩い電飾ももうやめてほしいものです。空虚さを強調するだけで、ホントなんかつまらない。
邪悪な魔女がセントニコラスを誘拐し、丸い球体の中に閉じ込めてしまった。明日はクリスマス、さあ、急いで救い出さなくては!世界からクリスマスがなくなってしまうのは、愛が消えると同義であるから。
この映画の聖ニコラスはニックと呼ばれ、おじいさんながら、愛と慈悲に満ちた顔付きであった。
それだけでもなんか嬉しく救われた甲斐のある映画であった。殺伐とした世の中で、ちょっぴり甘い夢が見られる映画だと思った。