イギリスのチェルシーフラワーショーは伝統のある庭造りコンテストだ。
そこに、若い自然派の女性が、コンテストを目指すのだった。願書をもらうのさえ難しい、このコンテスト。
ただこの女性は只者ではなかった。彼女の愛するものは、雑草、クローバー、シダ類、柳、子供の時に見たサンザシの美しい花だった。
これらを引っ提げて、エチオピアに住む変わり者の植物学者と手を組み、石組の名人たちも呼び寄せて、自然の癒しの庭を作った。
もちろん金賞に輝いたが、賞のレセプション会場には、名前が載っていないと言われ、入場を拒否された。
あるお金持ちの女性に意地悪されたのだった。
世界の庭、だが何故、息を呑む様な美しさが、今はもう失くなってしまったのか、子どもの頃身近にあったミツバチの飛び交う温かな庭はもうどこにもないのだろうか。
そんな疑問を提案して、失われた自然を取り戻すために、作ったと言う事だった。
時は経った。その様な庭は、実はもうどこにもないだろう。
この映画は、まえからみなくてわと、おもいつづけていたえいがだった。庭とか花とか木とか、色んなものが私の心の財産だからだ。
自然は人間に破壊され、パンジーだのバラだの装飾のための花しかなくなった。
より美しさを求めたおかしな品種が出回っている昨今だ。
人間はわがままだ。自然との共存を拒み、思うがままの庭を作り、山を切り開くのも、朝飯前だー本当の自然なんて未開だと思われている村に、少し残っているだけになった。
お金より、家より、電気より自然を大切にする人など、もうどこにもいない.。
自戒を込めてこのブログを書いた。