この図鑑風の本だが、身近なオオバコとか、憎きクズのツルとかについても書いてある。だが、ほとんど、見たことのない日常では触れ合わない花が多いと思った。
またパラパラと見てみたが、なんか、なんかピンと来ない。おかしな感じの本である。たくさん本を出している人で、「したたかな植物」という触れ込みで人気を得たようだ。私は、植物について少しは学べるんじゃないかと期待して読んだのだが、なぜだか引いてしまった。アレ、こっれてわたしだけのかんちがいですか?
この人、東大大学院やで。それでこの程度の本しかかけないのか。学歴と才能と情熱は別物なのね。
この人の植物を金儲けの道具と見ているのではないかという疑惑に私は囚われて、悲しくなる。植物は、恐ろしいものだと認識すべしだ。えてして女性の研究者は、お金に執着して頓珍漢なことをして笑われることが多いと思う。私のような素人目にも分かるような事はやめて欲しい。
さらに言えば、自分は研究所の部屋にいて、写真家や、助手の男を野原や、山に放ち、いい写真をとって来させる。それだけのこと。とても残念だわ。
クズの広がる勢力を見たまえ、豆科の花をつけどんどん広がってゆく。あらゆる蔓植物が、今庭にどんどん増えて大事にしている古株のサツキや、樹木に巻き付いて所有者の人間を苦しめる。植物だって迷惑がっている。
そう言う実際のことを研究して欲しいものだ。
今、ツル植物が危ないでしょ。きれいなツタなども、目立たない花が咲き、タネが風で飛び、とんでもなく離れたところに、現れるので、ドキッとする。あらゆるところに鳥が種を運ぶ万両もツツジを割ってしまうので園芸の敵になる。
ちなみに、大栗の下のクズの根を掘ったことがあった。2日がかりの大仕事となった。がんがん打ちつけたが太い根はビクともせず、とても硬く切れなかった。
あるお爺さんが
灯油をかけると枯れる、と言うのでかけてみたら実際根は枯れて次の年は芽が出なかったっす。
ミヤマリンドウという花ですって。