紫竹ガーデンという美しい広大な庭が、北海道の帯広にあるという。多分、帯広の人はよくしっているかもしれない。
紫竹さんという女性が、60歳のころからこつこつと、植物を植え始めて今では
数千種類の草花が次々と芽吹いて花を咲かせていく。クロッカスの見頃が、5月からというから、こちらでは、もう桜も散り、さすが北海道の春は、遅いのだと知る。次はチューリップだそうだ。
ま、白樺の木に囲まれて、92歳になる紫竹昭葉さんがゆっくりと歩いてゆく。フロックスや、ルドベキアの群れが揺れていた。ウドなどの山菜もさり気なく植えてある。
昔はサッサと忙しく歩いたことだろう。遊歩道は石などで舗装されているので、草花が入り込めないから綺麗だ。
ゆっくり散策すると半日はかかるやもしれぬ。そうして、そこでランチを食べてコーヒを飲んで、過ごすというわけか。いそがしく動き回っている日本人には拍子抜けするかもしれませんね。
紫竹さんは年齢が高くなって、現在は、植物自身に任せた管理をしていてあまり手をかけない。それでもちゃんと管理する人たちが数人働いていた。NPOなどが手を入れているのだろうか。彼女一人では、管理できない規模である。
北海道には、このような広い土地を庭園にしているところがいろいろある。そしてテレビでも紹介されている。
もともと100年の歴史のある牧場であったものをイングリシュガーデンにしている旭川の上野ファーム。私はここに期待をしている。園芸の免許を持った娘が、父から預かった土地で庭を作った。宿根草、ハーブも多く植えられていて頼もしい限りだ。
薔薇は美しく、ジギタリスもおなじみだ。
どこのガーデンにも、フォリーという建物が建てられていて、これは日本の石灯篭のような意味であるろうか。アズマヤにしては小さく、雨宿りもできかねる可愛い屋根。つまりお飾りっぽい建物である。
何に使っても自由である。
そういえば、風のガーデンというドラマがあったよね。一度も見てなかったわ。