woodstock 3days of peace and music …and Love というタイトルの映画になった、かのウッドストックとは、何だったのか。
アメリカのポップおよびロックミュージックはまさにここから種がまかれたといえるだろう。アメリカではその後色々なグループが現れた。
マイケルウオトレーと、マーティン・スコセッシのふたりの監督によって、編集撮影された。アカデミー賞も獲得して話題になり、世界中の人がチラリとでも見ることになった。中学生だった私も、どこかでチラリと写真や映像を見た記憶がある。
それだけでも大きな衝撃を受けたのだった。アメリカで何かスピリチュアルな凄いことが起こっている、そんな感じだった。
1969年の8月、ニューヨーク州のヤスガーさんの牧場に何万もの若者が集まって来たのだ。開催者もきっとここまでの騒ぎになるとは想像をしていなかったのか、全てが後手、後手にまわった。車が道も街もあらゆる場所を塞ぎ、住民は家から出られない状態が続いた。
食料や水も不足し、ヘリコプターが出動した。やってきたのはほぼヒッピーのわかものたちであった。ヒッピー」の大群が、広い牧場を埋めつくし、LSDを持ち、歌を聞いたり踊ったりした。牧場用の池なのか池があって全裸になって泳ぐ者が多発した。彼らの尻はくっきりと水着の跡がついており、尻だけ白いのだった。これはいつも水場で遊んでいた証拠である。毎日遊びくらすヒッピー達を揶揄する人々もいた。
世界的規模の野外フェスになることはだんだんと住民にも分かってきた。世界中にこのニュースが走るだろうと。
色々なシンガーが歌い、みんな一生懸命だった。
自分の力を出し切ろうと努めていたところは爽やかさがあった。
さて最後のトリは、ジミ ヘドリックス。三曲を歌い切ってこのフェスも終わったのである。
映画の最後に流れる歌は、クロスビー 、スティルス 、ナッシュ、アンド、ヤングというややこしいバンドの「ウッドストック」という歌であった。
この歌がなぜか最高にカッコよく、響いていた。
「俺は道の途中で、神の子と出会った。どこに行くんだいと聞くと、わしはヤスガーの牧場に参るところさ。ロックのフェスがあるんだぜ。と子供はいう。それじゃあ俺も行ってみよう。行ったところは天国で、俺は自由の身となった。云々。」