フランスのミュージック今や健在という話!
天才というより、フランス人の好きなハスキーで個性的な声だとこの国ではウケるんだろう。ポーラは、家族唯一の健常者で、耳が聴こえるという少女だった。
家族は全員聴覚障害であり、ポーラだけが手話で外部と家族を繋いでいるたった一枚のドアであった。
仏では音楽が教育的に大きな位置を持っていることが分かる。これはシャンソンの国、アムール愛してるの国ならではの映画だった。
過去に、池の底という不良学校で、歌を教えている映画 「コーラス」 は、傑作であったが、
エールでは、そこまで行かず物足らないだろう。
何処にもそういう面はあるが、フランスは、この現代でも過去の栄光に酔い、しがみついている様に思えて、情けない。しかし、フランス語の美しさに流石にひきこまれてしまうのだ。
音楽教師はポーラを一流の歌手にしようと、国の音楽フェスに申し込むことを薦めるが、ポーラは家の事情を考えると家を離れることもできないのだった。フェスの優勝者は、パリの音楽大に進めるのだが、家族を守ろうとするポーラは、自分の役割を捨てることは不可能だと感じている。
自分がパリに出てしまえば、家族はどうなるのか。家の牧畜の仕事はどうなるのか。チーズは誰が売るのか。
悩む彼女に、親友や、ボーイフレンドが寄り添う。もちろん先生は才能を見殺しにしたくないので、ショックを受けている。
だが、世代無関係に、ここまで露骨に愛を歌われては、こちらは、萎縮して首をすくめるしかないだろう。国民性が個性的すぎるだろう。この話も少し極端に偏り過ぎだろう。
「コーダ 愛の歌」も同じ様なパターンであろう。家族は聾唖者で、一人だけ耳が聞こえて、家族のために尽くしている女の子。ナニコレ、同じなの?ほぼほぼ同じストーリーですね。
エールのおんなのこは声もよかったしコーダは二番煎じですぜ。パパママも、同じ俳優ぽかったですから。
エールの女の子は、声も良く,音量もボリューミーだった。教師の雰囲気は仏随一の歌手、有名なセルジュ ゲンスブールばりの、男だったね。似過ぎでしょ。 コレ。 ナニナニ?