特に、ヒガンバナについての記述が記憶に残る。「舌曲がり」とかいって「子供に諭し、毒花であることを教えたのだ。
墓場にもよく生えていたそうだ。今では、水田の畔にびっしり生えているのも見る。
これには訳があるのさ。彼岸花の球根には毒があり、動物が嫌うそうだ。
ヒガンバナはいろいろ役に立つ有用植物である。「リコリス」とも言う。コレは、甘草とも言って、薬でもある。一体毒なのか、薬なのか、わっからなーい。シロウトさんは触らないことだろう。
墓では、ネズミやなどの動物が遺体をたべて荒らさないようにとのこと。
水田では、モグラなどが、畔に穴を開けて水が抜けない様にとの意味があるのかも。ということは、人間がわざと植えたものだろうか。
うちの小川の土手にもよく生えている、お彼岸が来ると、ちゃんと赤い花を咲かしている。増えすぎて困るわと言わずに、動物除けに、とても重要な花であるという事を知って大いに活用すべきである。
ラフレシアは、南国に咲く巨大な臭い花だが、他の美しい花との激しい競争から抜け出して、独特の蝿を呼ぶ独特の匂いが良いと考えた。
美しさと香りを競う花たちの戦いは、それはきびしいものらしい。
人間も同じだね。
この本は、専門的でなく、ど素人用のスカスカの内容が、気軽に読めていい。ちょっと、ない物足りないかも。ワテとしては、憎々しい雑草どもの仇をとるつもりで読んだが、全く当て外れだった。
クシュン。