ララランド見るからね!と、すごんだすっぽこ。でももう2年も経っていて古いはずが、まだ新品だといって引廻されている。よっぽどなんだろうね。儲かる?いや知らないけど。
最初からド.ミュージカルで始まり、めっちゃ明るいオープニンぐ。
ミュージカル仕立ての飛んでる映画と思いきや けっこう古風なお二人。新しいのか古いのかはっきりしない。
ところで、エマストーンは、今や売れっ子らしい。
この映画では売れない女優志望のお姉さんを演じた。いつまで経っても芽が出ず、オーディションにはずっと落ち続けている。
男も売れないジャズピアニストだ。彼は、もう滅びたと言われたジャズに、とても頑固な気持ちを持ち続けて諦めなかった変人。ジャズの店を持って大成功する。
二人は紆余曲折して、本当の成功をつかむ。
一方エマは、人のよい天然の性格が、ユニークで素晴らしいと批評家やプロデユーサーに認められて、女優として成功して行く。
今の若い人と全く同じような思考回路で考え行動するエマ。
ちょっと自分の娘(20代前半)と性格が似ているなとおもったのです。
危なっかしいところや、一生懸命、自分で運命を切り開こうとするところとか、今の若い世代の生き様が描かれているので、貴重である。
若い世代にかなり肉薄していると思う。
ただ、私たちの世代から見れば、やはり話が通じなので、もう勝手にやって、と言いたくなる。
しかし成功して大物になった二人はもうお互い話すことも、笑い合うこともない、お互いの仕事に邁進する大人となって、別れがくる。
それぞれの世界と生活を持った二人は、寂しくお別れをする。
不思議な二人の成功物語だ。でも時間が経てば、、全く筋が思い出せない薄っぺらな映画となった。
これがヒットしたのはやはりその薄っぺらさがジェネレーションに受けたのだ。傷つきやすいが、頑張ろうとする主人公たちに共感したのだろう。
綺麗にまとめたデミアンチャゼル監督、若い鋭い感覚の持ち主である。相当の変わり者と見る。
本物の大作を作って欲しい。