ヘンリーフォンダの西部の男が、かっちょ良い。復讐するは、チャーエルズ ブロンソン。
音楽は、エンニオ. モリコーネである。
ブロンソンは、灰色の狼の様な感じ、フォンダは飢えた砂漠のハイエナの様な卑しさだ。
その卑しさが、ウェスタンを、面白くしている。
何故、こんな一本調子の映画を撮ったのか。セルジオは、ただ、ウェスタンのカッコ良いところが子供の様に、好きで好きでしかたなかったんだろう。
ニ、三回みているが、だんだんボロも見えてくる。大したボロではないんだけどね。
まあ、概ね良くできている。
ブロンソンは、フォンダをずっと待っていた。兄を殺された復讐のためだ。
形見のハーモニカをいつも吹いている。
女は、猫の様な目の野生的な美女(クラウディアカルディナーレ)である。美しくてゾクゾクする様な姿態の持ち主で、フォンダとも出来ていたが、本気にはならない。フォンダは、この女優に遠慮したラヴシーンであった。おしい!
ブロンソンは、兄の仇を打って、街を出てゆく。
フォンダは、乾いた土の上で、ハーモニカをくわえさせられていた。
土埃の舞う、西部の町、鉄道景気で、働く多くの人々。
汗染みで黒光りする帽子やコートなど、どれをとっても、ウェスタンでの生活様式が浮かび上がる
美味いブラックコーヒーの様な映画ですね。