スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ウェスタン  1968年  セルジオ レオーネ監督  

ヘンリーフォンダの西部の男が、かっちょ良い。復讐するは、チャーエルズ ブロンソン

音楽は、エンニオ. モリコーネである。

ブロンソンは、灰色の狼の様な感じ、フォンダは飢えた砂漠のハイエナの様な卑しさだ。

その卑しさが、ウェスタンを、面白くしている。

 

何故、こんな一本調子の映画を撮ったのか。セルジオは、ただ、ウェスタンのカッコ良いところが子供の様に、好きで好きでしかたなかったんだろう。

ニ、三回みているが、だんだんボロも見えてくる。大したボロではないんだけどね。

まあ、概ね良くできている。

 

ブロンソンは、フォンダをずっと待っていた。兄を殺された復讐のためだ。

形見のハーモニカをいつも吹いている。

女は、猫の様な目の野生的な美女(クラウディアカルディナーレ)である。美しくてゾクゾクする様な姿態の持ち主で、フォンダとも出来ていたが、本気にはならない。フォンダは、この女優に遠慮したラヴシーンであった。おしい!

 

ブロンソンは、兄の仇を打って、街を出てゆく。

フォンダは、乾いた土の上で、ハーモニカをくわえさせられていた。

土埃の舞う、西部の町、鉄道景気で、働く多くの人々。

汗染みで黒光りする帽子やコートなど、どれをとっても、ウェスタンでの生活様式が浮かび上がる

美味いブラックコーヒーの様な映画ですね。

 

ウエスタン [DVD]

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