雪の中をひたすら走る雪国列車は、とても長くどこまでも走り続ける運命にあった。
温暖化が進んだ地球には、すでに食物もなく、動植物も息絶えていた。
選ばれた人々のみが、列車に乗り込み、温度は適切に操作され、食物も、水もあると言われていた。
だが、列車の最終列で位のない人々には、お互いの肉を食べて生き残ろうとする地獄の世界が待っていた。
逆らえば、即殺される恐ろしい列車であったが、外に出ても、凍結死が、待っているだけであった。
温暖化を防ぐために、科学者たちは、全てが凍結する、薬品を撒いたのだった。
地球は、雪と氷の地になったのだ。延々と続く氷の世界で、生き物は生きて行けない。
最近の事だがスエーデンの女の子で、温暖化について、グレタという少女が、マイクの前で叫んでいる。映画を見ていると、食物の激減が、最も早くにやってくる様に思う。次は、未解明の病気なども、あるだろう。
これは、やはり本当のことかもと思える節がある。
日照りが、何日も続く様になった。
いつまでも涼しくならない秋。生まれて初めての雪のない冬。見慣れぬ雑草や、蔓草の旺盛な繁殖ぶり。
以前にはなかった事である。庭では、つる草がつつじや、樹木にまくれつき、見苦しい姿になって
丸まっている。
列車の最前列の方では、位の高い家の子息や、妻が、まるで、デパートか美容院に行っている様に
楽しんで生活していた。プールつき住宅。ガラス温室の甘い果物🍊🍇。。そして小学校などの施設も、揃っていた。踊ったりのクラブ、ディスコもある。麻薬も蔓延している。
絶滅したはずの、牛肉に舌つづみする王様の様なリーダー。
画面が全て暗く、良く見えない。またストーリーも重く鬱蒼としている。
外の世界が失われた世界なので、鬱血してくる感じがする。
これはまずい。どうなるのかとついつい最後まで見たバカな私。すっかり時間を食ってしまった。
それから、畑に出て、草刈りをして、ミニトマトを収穫して家に帰った。
それにしても、今日も暑い!まだ、これから、温暖化は続くことだろう。