スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ザ・テラー  (The ・Terror) アメリカドラマ   2018〜2019年

1845年、現在のような詳しい地図はない時代だった。北極の下で、カナダ上部を進むイギリス船が2隻あった。イギリスは、北極海航路を開拓しようと企んでいた。

パナマ運河スエズ運河もない時代である。なんとか太平洋にでられる航路を早急に求めていた。

初期から、もう既に氷の海に突っ込んでしまった。今のような詳しい地図はなく、知られていない地形であった。カナダ北の入り組んだ諸島には、想像だにできない恐ろしい気候が待っていた。

入江なのに、夏でも流氷の溶けない場所に入ったため、船は凍結した海に固まってしまい動けなくなる。夏になったら出れるだろうという見込みも、消えていった。船から先遣隊が出たが、何故か全滅している。この場所で、何年待てばよいのだろう。

北極熊に襲われて、何人も犠牲者が出た。

彼ら143名を率いた隊長のフランクリンも2年目の越冬で亡くなってしまう。フランクリンは4度も北極探検をした経験者であったのだが。

 

食料問題は3年分の食料を積んできたので大丈夫だと思っていたが、実は、缶詰8000個は、鉛が解けて腐り、鉛中毒で、皮膚や歯茎が黒くなって、壊疽のようになっていた。

その秘密が公開されたのち、船員たちは、船を降り、それぞれのグループで歩いてカナダの内陸を目指すことになった。

氷の平原と氷の山や谷、人間が住んでいる様子は見当たらず、次々と死んでゆく。

絶望が彼らの心を締めつけていた。もう人間の住む場所にはたどり着けないかもと、絶望の縁でさまよう隊員たち。

船をは離れてからは、特に食料が無く、飢餓の入江という場所で、多くのものが死んで行った。

 

イギリスでは捜索隊が3度にわたって、派遣されたのだが、生き残りを探すためであった。

有名な探検家などが、カナダ沖や、諸島を探検して捜索したが、夥しい白骨などが見つかったのみで、生存者はいなかった。

ただ、お互いに、死体を食い荒らした形跡が見つかり、皆がショックを受けた。

 

 

 

イヌイットが、白人の群れをみたと報告があった。イヌイットは、この過酷な土地で暮らす術を知っていた。

アザラシを狩リ、白熊の皮を採り、暮らしているのだが、白人にねだられて、飢えた群れの人に、アザラシの肉を提供している。

ただその目撃が最後であった。

ドラマでは、イヌイットがを軽蔑しなかった隊長のみが助かり、受け入れられて、その後も、イヌイットの部落で暮らすのだった。

 

航路を求めて

航路を求めて

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流血

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