田舎のおばあちゃんちに行った時、3人の兄弟らといとこが、赤鬼 青鬼、緑鬼などを見たと告げる。
母の用事で祖母の家に1日預けられて、4人はついつい学校をサボって、バカンス気分で、山の方に冒険に行った。途中で、休憩して、ふと向こうの山の方を見上げると、そこには巨大な鬼が三体も並んで立っていた。高さはは4、50メートルもあった。4人は兄弟や血縁者同志である。
コレが幻覚か本物の鬼か、気象的現象かで、学識者や、その地域の人々が数人出てきて、検証をしていた。
それにしても、兄弟全てが鬼がいたと強く証言し、見間違いとかは一切ないと力説し、その時の鬼の絵も皆が同じ絵を描いていた。40年前のことだが、鬼の姿はくっきりと記憶されていた。おりしも隣村で鬼の人形を担いで回る祭りが行われていた事も記しておこう。
バカリズム他数人のゲストが、この問題を考察して答えを出す番組である。多数決で、鬼はいたと信じるに票をいれたゲストが多かった。鬼はいると決まった!
兄弟は、この日、母が留守なことに気を大きくして学校をサボり、山へ上がっている。学校をサボって違反をして後ろめたい気持ちもあったであろう。そういう不安定な気持ちは幻覚幻視の元となりやすいのではないだろうか。
ただ4人全員が同じものを見ていると言うのはまずあり得ない一致であった。
また鬼というのは悪いことをした奴を罰する地獄などに存在する恐ろしいもののけである。
他人事ではない。私自身も、他人の庭に続く小山で、真っ白い山すみれを摘みながら夕方になり、つんだ多くのすみれの束を持ち帰ろうとしたところあれだけ多く摘んだスミレが一輪もなく消えていたことがあり、山の鬼がとっていったと思って無我夢中で山を下って帰路についた思い出がある。
たくさん摘みすぎたという後悔の最中に、鬼の存在を感じた夕暮れ時であった。
山には何かがいると思わせる何かがあるものだ。




