スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

横道世之介 2013年 高良 健吾 吉高由里子 池松 壮亮 他 沖田 修一監督

若い人気の俳優ばかり集めたと言う感じになる。

内容は、特に何もなく、面白いと言う人もいるが、面白いわけでもない。

沖田監督は小栗旬と役所で、キツツキと雨、を撮った監督だ。この映画は、意味もあり、かなり面白かったが、

コレは、どういうわけか、フワフワした砂糖菓子の様で、核がない。

二匹目のドジョウはいなかったらしい。

吉高も綺麗な絶頂なのか、お嬢様キャラを難なくこなし、難しい演技もなかったので、そのまんまといったところだ。いやそう見えるようにしたのか。

吉高をいびる様な演技を要求すべきであったのに。吉高を起用したのが、まず間違いの元だったかもよ。

クリスマスイブの雪の中の二人は、初々しく、見せ場かもしれんが、わては、このわざとらしい、上から見たアングルが、気にくわない。雪は本物っぽかったけどね。どこで集めてきたんだろう?

 

高良は、大学生の凡人で、女子を口説くのも、慣れていなくて、大汗をかく様なウブな青年だった。

長崎から東京の大学に出てきて、いろいろな人に出会い、(出会った人々もどこか変わり者ばかり)成長して行くのだが、天性の飾りのない性格に、皆がほっと安心するのである。「あいつに出会えてよかったよ」と、言われるなんて、幸せ者である。

しかし、卒業して、吉高とも別れて、べつべつのみちをゆく二人であった。

こんなに好き合っていたのに、別れた。

 

そんな中、ホームから落ちた人を助けるために、線路に入り、死んでしまう世之助。

人生とはあっけなく幕を閉じる。

 

 

こんな風に、この映画を、どの様に観るかは、それぞれの自由である。

勝手な時間の動きがあって、二回見ないと理解できず。

全体的に自由な広がりのある雲の様な映画で、盛り上がりを期待してはいけない映画。

 

横道世之介

横道世之介