東京大田区の泣く子も黙るかもの弁当屋のがある。ひとつ五百円ほどの弁当が1日7万個売れてゆくと言う、そのノウハウはどうなっているのか?
丸の内などのオフィス街を中心に隣の県まで弁当をきっちり12時までには届けるという仕事ぶりである。
読むにつれて、これって本当に可能なことなのかと、疑問も浮かんでくるが、材料は大量購入で何割か安くなるので、値段を安く設定できるのだと。ベルトコンベアーの前には150人以上の人が並びベテランの技をくししちづける。
ただ本当に美味しくて、食べる人も満足できるのかということになると、眉唾な気にもなる。
ただ、この会社は、元は祖父の代より小さな食堂から始まっていて美味しいという周囲の評判で少しずつ成長していったという歴史を持っていた。何か一品料理が評判になり弁当をたのまれて作ったところ
評判が良くて、どんどん注文が来るようになって、何百ものべんとうをつくるようになっていく。
それが今は平均7万個を毎日だ。
美味しさの秘密はやはり営業秘密となっているそうだ。
この本を読んだときは、流石にウヘ〜となって、書くのを途中でやめていた。そこまで弁当を多く作ってもなにかかえって無意味におもえたからだが、やはり今日も同じく萎えた気分になる。