イギリスの小説が原作で、バーネットという人の作品である.ー少年少女用に書かれたものだ。いかにもイギリスの牧羊地ヨークシャー地方の自然の寛大さがよく表れている作品である。
小公子、小公女 も彼女の作品で、児童文学の位置に輝く星のようである。
映画では、花園の中に子供たちを見守る女神の様にたくさんの植物がグリーン、パープル、ピンク、イエロー、といろんな色で囁いているように見える。子供というのは常に、大自然から学び、愛し愛される存在である。
病弱であったコリンおぼっちゃまは、元気になって歩けるようになるー太陽の光と、大地と、花園の花々が亡くなった母代わりとなってコリンを見守り勇気づける。
一方、主人公のメアリーお嬢様は、インドで両親を失って本国イギリスの叔父の家に引き取られる。
そこがコリンの家であった。自由奔放なメアリーはイギリスに馴染めない。
両方とも大金持ちの家であったが、それなりに、悩みや不幸はあるものらしい。
いつのまにか、秘密の花園で、3人が遊び、召使らも何も知らない間のことであった。
庭や、自然をこよなく愛するイギリス人らしい作品であり、バーネットはのちにアメリカに渡ったものの、コレらの作品は、ほぼ不朽の名作と言われても良いだろう。