血の繋がっていない母娘のコメディー。勘違いから母が末期癌だと思った娘は、就活と結婚を前に大きな問題と葛藤に悩む。超スピードで進むストーリーに呆気に取られて見ているしかなかった。もともと
突飛な行動がすぎる母親の綾瀬が、いろいろな場面で転げて、2回も病院に担ぎ込まれるというとぼけた筋書き。麦田のパンもコンビニにお買い取りの契約が進んでいく。実際にセヴンで、売られるらしい。一度は買ってみるだろうな。
亡き夫のいるあの世の三途の川へと来てしまった綾瀬だ。舟の船頭として働く夫は、いまだに仏になれずに三途の川辺りでうろうろしていたのだった。「あなたまだ、成仏していなかったの?!」
「えへへへ」頭をかいて口籠る夫。
ドラマはだんだん、霊的な内容になっていった。死後の世界、そこから現世を眺めている亡き人びと。
そして成仏できない気の毒な霊達。
ああ、もしも、そこに私の母もいて、虚しい心で待っているとしたら、ワタシもやりきれないのである。実母においてはその可能性があるようで、どうすれば良いのか狂おしいことである。