スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2015-01-01から1年間の記事一覧

パルプフィクション 脅迫的映画鑑賞に至った訳は?

1994年。パルプというのは、くだらないという意味らしい。ジョン・トラボルタ扮する殺し屋のビンセントは、麻薬組織の大ボスのオンナとも知らず、いかれたようなオンナと知り合いになる。いかれてるのは当たり前、このオンナは麻薬がいくらでも手に入る立場…

ゲーテのウィルヘルム マイスターの修業時代より

ほんとうは三島を書こうと思ったが、なぜかゲーテなんかが出てきちゃったわけ。どちらも大問題には違いない。ゲーテの研究家でもなんでもない私。「美わしき魂の告白」というのはどうでしょうか。 短いお話ですし、マイスター修業時代の中卷にある挿話です。…

ポンヌフの恋人 ・お待たせしました!

やっとの事で巡り合った映画「ポンヌフの恋人」です。1991年のことなのでずいぶん昔の映画といってもいいが、あのころの週刊誌はポンヌフ、ポンヌフとうるさかったな。パリで最古の橋ポンヌフ。いや美しいはしだ。巨額の金がかかった映画、何年もかかった映…

The golden pond ・黄昏

我が恋人?のヘンリー・フォンダ。が好きで彼の最後の主演となった黄昏を観たのさ。まあ大した話でもない小品だが好きだからしかたなかった。夫婦二人でのコッテジ暮し、買い物にはボートとくるまがいるような避暑地のような所だ。老人にはそりゃあ、不便だ…

セラフィーヌの庭

絵を描く女の話だ。映画の感想としては、是とも非ともいえない。なぜなら本人の主観が抜け落ちた虚しさがあるからだ。作りすぎていないところがかえってよかったかもしれません。キリスト教がでてきますから。実際に実存した人らしいですな。セルフィーヌ・…

ブルース ウィリスの「アルマゲドン」

「誰でも知ってる映画だろ・隕石が地球に近づいてきて、それを爆破する宇宙物じゃないか。ばかばかし」そんなことを家族から言われて気付ききました。わたしはほぼ毎日のようにこの映画を見つづけていた時期があったことを。それで、みんなが知ってるんだと…

フランス映画 コーラス

いとも麗しい作品というものがあるのですね。最近ブログ書きすぎでしょうか。でこちゃんやはとても寂しがりやだからな。此処は親に見捨てられた孤児院のようながっこう(別名を池の底といわれている)きびしい規律とおもろない毎日にこどもたちは悪さをして先…

映画ロレンツオのオイル

この映画は忘れられないまた忘れてはならない感じの映画だと思うのです。先のスーザンサランドンが母親役ででてまして、なにか因縁を感じましたよ。理由はちょと恥ずかしいので言えませんが、なんどもみては感動してました。 父親の銀行家という仕事柄、転勤…

ロッキー・ホラー・ ショー

気を確かにして見てね。ヘンテコリンな映画を見ちゃったよ。というちょっと混乱した気持ちです。早く お清めの塩をまいてくれ!と言いたくなるわけ。歌は、ポップロック調で、リズミカルなのになにがいけないのか。 どこか、欠陥があるのよね。これは。どこ…

殺しのドレス …題名ほどの映画でもあるまいに。

久々に三文映画を楽しむでこちゃんでした。ミステリー物大好きなわたしですからなんでもみちゃいます。へんな娼婦が出てきてこれがなんか興醒めの原因となりました。綺麗な子ですがおばかっぽいしね。 ちょっとセレブの暇してる主婦ですが、どうやら旦那とは…

映画 アンドロメダ

1971年のアメリカのSF映画です。細菌を操るロボットアームなどの機器を駆使した進歩的な映画です。40年経ったいまでも斬新に見えるコンピュータが管理している研究施設などはアメリカの先進科学技術を見せつけたものになっています。科学者達の真理を求める…

かつての話題作「hair」へアー

若かりし頃にみれなかった人も多かろう。その話題性は大きかったが、映画をまるまるみれなかったのは、受験生だったり仕事が忙しかったり、高度成長期の日本だったりで、アメリカの「ヒッピー映画」を見る余裕はなかったというべきか。歌はご存知「アクウェ…

アルジャーノンに花束を ウケ狙いのブログを書くでこちゃん

実は10年ぐらい前に、この本を弟に借りて読んでいる。花束のついた表紙だった。アルジャーノンとは主人公の名前だと誰でも思うはずだが、じつは小さなネズミの名前だ。もうそれだけでとても損をして残念な気になる。主人公は知能障害者で パン屋さんで働かせ…

ファントム オブ パラダイス は素敵な曲がいっぱいの映画。

TVでみてしまったのだが、まあミュージック業界の裏側がかいまみれるちょっと怖い映画でもある。 音楽オタクのウインスローはゲーテのファウストを題材にした壮大な楽曲を作っていた。 スワンというおとこは音楽プロモーターのような仕事をしていて、ウィン…

いまだかって、ブリジット バルドーほどの美しい女を見たことは無し。

「殿方 ごめんあそばせ」このふざけた題名の映画は、1934年生れのフランス女優ブリジットバルドーさんでーす。若いひとはほとんど知らんだろうが、あの美しさが世界を席巻したのだった。文化であり、芸術を促進したほどの美は、重要なものだとわたしは思う。…

癒しの映画 Big Fish

父親役の爺さんは アルバートフィニーという大物を使っているが、この人は、若い頃は、やせていてとても素敵な役者だったとおもう。つまりクリスマス キャロルいらいのファンです。あんなにふがいないじいさんになってしまって信じられませんが、人間ってそ…

ジャンヌ・モロー ってだれですか?

「エヴァの匂い」でも「突然炎の如く」でも彼女は脱ぎません。カルダンの恋人だったというので、いろいろ映画を借りてみました。ただあのふてくされた顔にイライラして無性に腹が立ってきてこまりました。歩き方が、なんかひょこひょこしていて、膝が曲がっ…

クリントイーストウッド の荒野のストレンジャー

えーっと、もう40年以上前なので私も若かったが、イーストウッドも若かったのだ。亜麻色の髪が フサフサの彼の絶頂期の姿である。キリッとしていてしぶいのはやっぱヘンリーフォンダのまねかもね。ヘンリーフォンダの「ウェスタン」はかっこええからな。 イ…

アテネのタイモン シェークスピア作

シェークスピアの最後の戯曲となった「アテネのタイモン」について書くにあたって、なにか胸に迫るものがある。有名な マクベスやリア王などとは何か違う様子の作品で、最後の力をふりしぼって何を伝えようとしたのか。アテネとは英語読みでアセンズともいう…

ピエールカルダン 王国までの道

華やかなファション業のなかでも一番に粘り強く、忍耐強く、かつエネルギーに溢れる男でありえた ピエールカルダンは、人間として評価すべき人である。17歳で、お針子になり、美しい縫い目に、多くの客がとりこになっていく。コクトー監督の「美女と野獣」の…

カトリーヌドヌーブの「昼顔」

ずい分前の映画だが テレビの昼顔ブームでカムバックしてきた「昼顔」。こちらがほんものです。世界で一番美しいと言われた「カトリーヌ・ドヌーブ」ですが、若い方々は多分知ってませんね。 若くハンサムな医者と結婚したオンナはなぜか欲求不満気味でよく…

映画セッションズ の感想

弟に「セッションズ」を借りてと頼んだところ、間違えて、同じ題名の「sessions」を借りてしまいました。「あら、なんてことをしてくれたの」とおこったものの後の祭りでした。しかも準新作で値段も高い。私が観たかったのはロックソロジーの「セッションズ…

片づけられない女たち サリ ・ソルデン著

本人たちにとっては重苦しくつらい問題である。ADD アテンション・デフィシット・ディスオーダー、とかADHDアテンション・デフィシット・ハイパーアクティヴィティ・ディスオーダーとかOCDオブセシヴ・コンパルシヴ・ディスオーダーなどなどがある。注意欠陥…

映画 イブ サンローラン

ご覧ください。まず。このフェイスです。この人自身が、男性トップモデルぐらいの細身の身体と華奢な表情をもっていたのですね。惚れますね。いやはや。配偶者は2番目の写真の男ピエールベルジェだそうです。もう倒錯の世界観です。彼はイブの相手でもあり、…

ターシャ・テューダーの生活

ターシャは92歳で亡くなる少し前にカメラの前で庭を紹介することを断わることができなかった。自分だけでそっと隠し持っていた家宝の名刀をおバカな民衆にわたしてしまったのだ。もともと庭と言うものはおのずと人々の前に姿を現わしてしまう性質を持ってい…

wedgewoodの紅茶 つづき

いやもう、エッジウッド紅茶について書いたのがまちがいでしたよ。こんど親戚の姪っ子がが海外土産に花の紅茶をかってくるっていってました。え?私ほんとうは日東紅茶でじゅうぶんなんです。ジャスミンティーだってんなんとなくひいちゃいます。だって花さ…

ウェッジウッドの紅茶について

高価でスーパー美味い紅茶ウェッジウッド似ついて。ウェッジウッド紅茶はおいしくない美味しくないとおもっていましたがこれは春が来たと同時に、 とてもかぐわかしい美味しい紅茶に変身してしまいました。外国では、日本と気候も違うし季節に合わせて紅茶も…

ベルイマン監督の不良少女モニカ

スウェーデンの「ベルイマン」という名前は、おぼえにくいとおもう。スウェーデン語はなんかすごく訛ってて、いい意味で土の香りがするような言葉がおおいきがします。何か篭ったようなはっきりしない響きに特徴がある。 そこで、不良少女モニカは17才で若さ…

スピルバーグの未知との遭遇 感想

ロイは宇宙船にあってから、気違い染みた変わった行動をとるようになり、妻や子供は困り果てて、逃げてしまう。子供を宇宙船にさらわれた1人の母親もロイと同じような心持ちになり、二人がある山についての絵をかいたりばかりしている。それは妄想ではなく本…

スクルージ クリスマスキャロルの感想。1970 公開

アルバート フィニー という俳優がやってるクリスマスキャロルのミュージカルけいの映画だよ。初め私はクリスマスキャロルで調べていたのでどうしてもみつからなかった。人に教えてもらい「スクルージ」という題名の映画だと知った 。何度調べてもディズニー…