スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

片づけられない女たち サリ ・ソルデン著

本人たちにとっては重苦しくつらい問題である。ADD アテンション・デフィシット・ディスオーダー、とかADHDアテンション・デフィシット・ハイパーアクティヴィティ・ディスオーダーとかOCDオブセシヴ・コンパルシヴ・ディスオーダーなどなどがある。注意欠陥 、多動、強迫神経とに大別される。

心優しく、責任感も人一倍ある人間でも、この中枢神経の不合理によって実生活がままならず、たとえば不登校とかコムニケイションなどにおおきな打撃を受け、一人劣等感にさいなまされる事になる。部屋を綺麗にしておくために毎日徹夜になってしまう、とかはもはや笑い事ではない。着て行く服ががみつからずパーティーなどはけっして出席できない。鍵もない。支払を忘れた公共料金のため電気もとめられてしまう。しごとは大抵遅刻で大事な会議も遅刻。とてもパニクっていて、みていられない。そうじぐらい誰かに頼めば良いのに、汚すぎる部屋が恥ずかしくてたのむこともできないままだ。こんな非常事態のままでは救われないので、やはり本当は 医療機関に行き、相談しないといけないだろう。 
  • 本人がADDだということを受け入れるには、個人差もあるだろうが、まさか自分がそんなわけがない、といって否定することがありがちである。そしておきまりの憤怒に満ち満ちた気持になり、自分の立場を決して納得しないのである。彼らは、どちらかと言えば知能も人なみにあり感情も豊かであろう。それゆえに苦しみも人一倍というわけだ。しかしゆっくりと時間をかけて納得し、どうすれば自分の生活が過ごしやすいものになるか摸索を繰り返し少し変わっていて人とちがうところもある自分をうまくコントロールできるようになっていくらしい。いや、なるのである。
  • このような人はアルコール依存症とかいろんな依存症にもなりやすく悪いことづくめでもあるがもともと個性的で能力の高い人もおおく、サポート次第では安定した生活を営めるのである。
  • また薬をのんでコントロールすることも重要なポイントとなっているがそこのところは私には理解できない。重症の場合は必要かもしれない。また鬱病のようなじょうたいになりがちでADDとの区別はむずかしい。注意散漫なので気をひきしめて仕切り直しを何度もして(コーヒーなどを飲んで)
  • 集中力を高めながらの生活をしがちである。本人があまりきにせずに生活を楽しんでいるばあいは病気扱いはしないのが普通である。そうはいっても家族は心配するであろうが。そういうわけでうまくまとめることはできなかったが、片付けられないという症状だけではなく色々なケースを紹介していてもかなりわかりやすく素人の私にも理解出来ることがおおかった。そういう人々が私も含めてなんの心配もなく安心して日々を過ごせるように、と願うのであった。f:id:dekochanya:20150405163903j:plain

 

片づけられない女たち

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