父親役の爺さんは アルバートフィニーという大物を使っているが、この人は、若い頃は、やせていてとても素敵な役者だったとおもう。つまりクリスマス キャロルいらいのファンです。あんなにふがいないじいさんになってしまって信じられませんが、人間ってそんなものです。いつまでも若そうな老人を見ると、なんで私より30も上なのに、ニョキニョキと毎朝起きだして来る若いタケノコのように元気なのか不思議でしかたありません。まあ、わたしはいろいろ悲しい苦労をしてるからね。彼らは、結局、とてもシンプルで、とても賢い選択をして子供は一人と決めていたのだ。ああ私は、いつもいつも迷い道で あえいでいるというのに。苦しみも百倍なんだ。でも喜びも彼らの何倍もあるのだから。
でもこのジジイのいっている嘘のような話は実はほんとうのことだったということが最後にわかるのだ。息子はこの父親をなぜか嫌っていて、憎んでさえいたのだが、最後は父の死とともに、和解するのである。「信じられないような大きな魚を釣ったのだ。」いつもそう言っていたパパ。本当には
その魚はやはり嘘だったのだが、父を慕って沢山の人々が、葬儀に現れた。パパは、夢を語って、たくさんのひとたちのこころを救ってきたのである。。皆にすかれ愛されていたパパ。合理主義のかたまりの息子のこころにもあついものがこみあげてきたのであった。
ただ、フィニーが好きだから、この映画をとりあげました。でもけっこういい映画かなとおもうのです。サーカスの俗悪な団長は少しキモイのがこまりものですが。
あのパッチを目元に戻すときずれちゃってるんですけどー。これってありえなーい。