やっぱり、結婚したのがいけなかったとしか思えない。子供まで産んで、一人前になったとでもいうんかい。誰も幸せに出来なかったし、現在もひどい状況下に生きてゆくしかない。このような性格ではなかなか世の中に不適応であり、何事も長続きしなかった。
結婚しなかったならば、この古ぼけた家で、苔のようにへばりついて生きて行くだけであろう。そういうふうに生きて行ったのなら、マジ今のようになっってはいなかったやも知れない。そういうふうに、ノキシノブのくっ付いた日陰に生えた木や、蜘蛛の巣や、蛾や、ヤツデの葉に集まるそんなものをながめてただ暮らすのも性に合っていて楽しそうだ。

