スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

日本の誇る庭園  NHKスペシャル(2月11日) pm、9

NHKのテレビであったが、庭についての特集。私が前々から嫌っていた有名な庭園が出ていた。妙に人工的で2、3回もいけば飽きてしまう。そんな日本庭園の恥晒しだった。それならば、もうイングリッシュガーデンに変えてしまう方が良いかもだ。見せる庭ではなく、ただ

ある日、ある時に存在した庭。として造り変えられる。厳ついツツジもサツキたちも優しくしなだれて節目がちに空を受け入れている。

それは、ただここに存在しているだけで満足だという諦めのような喜びに満ちているのだ。このような庭を、その庭の主が毎日そぞろ歩くわけだ。

よい日も悪い日も、曇りの日も晴天の日も。

    また、京都の桂離宮ではおそろしく地道な剪定が行われている。すかし切のせんていである。なぜ京都の庭が美しく、心を魅了しながら癒すのか、その秘密はどうもココにあるようだ。池に沿ってしなだるように這いのびる低木のサツキなどは、建物が引き立つために仕立てられているという。結構大きなー池をぐるりと囲むように植えてあるのだし一つ一つ覗いてはお互いに会話して行く。そういえば、庭木の葉先からはプチプツと、つぶやくような声がするのだ。コレはよくあることであり、決して妄想というわけではないだろう。

ツル植物の宝庫となりつつある庭のイタズラな鳥たちにはお仕置きをしなくてはー。

 

日本庭園は、多分外国の人たちにとって息を呑むほど綺麗でユニークなものだろう。それは日本料理も同じだ。無駄を一切省いて究極の形を作ってゆく。だがそこには懐の深さもあり、広々としており、

造り手には大きな度量が求められて、それはほとんど永遠を探すかのような作業となる。