プラマーが、亡くなる二、三年前に作られた映画。90才という設定だが、俳優本人と重なっているので面白いかも。
今では施設に暮らしているゼブだが、施設の友人から、殺人を依頼される。家族を殺したナチの残党を、殺して欲しいと、旅費と、手紙をもらう。
施設を脱走して、アメリカの街や村に、ナチを探しに行く。
最初のナチのオッさんはもうなくなっていたが、行き当たり上、その息子を代わりに殺す。ピストルで、銃殺だった。
殺人を突然侵したゼブ爺さんは、次の獲物へと向かってゆく。
一方息子たちは行方不明の親父を探そうと、必死にかけずっていた。
まさか90の爺さんが、しかも認知症の老人が、一人で殺人を犯すとは、ゆめにも思わないのだった。
次のターゲットは誰かな、森のほとりの一軒家で、そこにナチの残党がいた。
優しい家族がいて、幸せそうな老人。
そこでも銃をぶっ放す老人。
この人もう、人殺し、刑務所。最悪。
この老人は、本当は、なに者なのか。
認知症がひどくなると、ぜーんぶ、自分勝手な妄想が出てきて、自己有利の法則に支配される。
それを利用した計画だったとわかる。
自分が一番優秀で、善人の中の善人で、師匠で、医者で、大学教授でといった類になる。
特に重要なことはなしーと思える映画。
その有利の法則を逆手に取ったサイコパスの復讐劇。最後は、ほんとドンデン返しでんがな。