森の多い北欧の街 ルーカス(ミッツ)は幼稚園の先生だが園児に性的虐待をした容疑で捕まる。
離婚歴、その他のことを考慮して、園長は彼が犯人だと決めつける。
彼には、心当たりもなく、無実を証明もできない。幼い園児の口は重く、上手く話せない。
友人は皆去り、店も、食料を売ってはくれず、家にいても石を投げられた。
愛犬さえ、殺された。
危険な街で、どうやって生きてゆくのか。誰がなんのために、彼を犯人に仕立て上げたのか。
彼は自分の潔白を訴えたが、誰も聞く耳持たずである。
だが、ある日、勾留を解かれ、街に戻ってきた。友人らも、笑顔で迎えてくれる。
ミッツは、このまま幸福な日常に帰れるのか?
答えは、否である。
息子の猟銃の解禁祝いの日に、森に皆と入ったミッツは、どこからか、彼を狙った銃の弾が、危うく頭の横をかすった。確かに、彼を狙っていたのだった。
尻餅をついて、倒れるミッツ、光で犯人が見えない。じっと佇み、、時が過ぎるのを待って立ち上がる。
もう解決したはずの事件だったが、許してもらえない自分を見つめるのだった。犯人は誰なのか。友人か、息子か。
北欧らしい悲しいエンディングである。北欧って、こういう、うやむやなストーリーが多いんですかね。ひどいよね。
北欧の至宝とやらのミケルセンは、ハンサムなんだけど、照れて凝視できないタイプの俳優さんの一人だった。