なかなか面白い、いや久々に、楽しい時間が過ごせて満足しちゃった。得しちゃった。
80代に入っている渋いアンソニー・ホプキンスがFBIに協力する話である。彼は心理アナリストであった。が、自分の娘が白血病で苦しんでいるのを見てとうとう安楽死をさせたというぬぐいきれぬ過去を持っていた。
それが原因で妻とも別れ1人で人里離れたような場所に、住居を構えていた。
FBIでは奇妙な連続殺人事件が起こり、犯人の手がかりもなく捕まえることができなかった。
そこでFBIのジョーは、このホプキンス博士に協力してもらおうと森の中の住居を訪ねる。
彼は世の中を避けてたった1人で住んでいた。まるで隠遁者のようであった。だが彼は不思議な超能力を持っていて過去現在未来の人間の姿が頭に浮かんでくると言う特殊な能力を持っていた。
彼とともに犯人探しをやっていくうちについに犯人が見つる。
激しいチェイスの後、彼らはついに直接対決することになった。自ら銃弾を受けて瀕死の目に遭ってしまったホプキンスと仲間のジョーと女性FBI職員であった。
この映画の良いところは、画面の明るさの調節が、素晴らしく、 何気ない美しい景色が、引き立っている事であろうか。ユリの花が一面に咲く花園、池の辺りの散歩道などが、残酷な殺人事件と相反して、美しく感じてしまうのか。
ミステリー映画であるにかかわらず、この美しさがひきたつ演出に、魅せられる事になる。