森の中に静かに佇むとき、欲望を脱ぎ捨てて、まるで幼い子供に返ったように、裸足で、土に触れた時、健康だった人生のスタートの頃を思い出す。
今は苦悩にまみれ、また外界も苦悩にまみれている。災害、病気、経済、失った愛。
その中で、ただ愛は、最も重く垂れ込めて人間を苦しめる。執着とでもいうのか。
いや、経済も同じく重いかも知れぬ。そのために、病気になったり、命をさらってゆくこともある。
子供の病気、非行、其れは辛く逃れようがない。
でも、落ち着いて対処すべきだ。よくよく考えて、現代人らしく振る舞うこと。
と自分にいいきかせる。