ジブリっぽかったので仕方なく見ていた。米林監督は、アリエッティや、マーニーの監督である。
あれらは面白かったなあ。
今回は声優にスポットが当てられた。主題歌はsekaino owariが歌っていて昨年の紅白の持ち歌であった。rainという曲だった。
魔法の花、「夜間飛行」という名で、とても珍しい青い花である。庭師のおじさんも、生まれて初めて見る花であったが、なぜか夜間飛行という名前を知っていた!さすがである。
花のことで一生懸命なワテは、これは見なくてわ!と思い立った。
メアリが霧の森で見つけたのはツリガネソウかスズランのような形の青い花である。
監督は、上記の花を見たことがなくて、どこかで偶然に見て感動してアイディアが浮かんだのかもしれない。まったくもってありふれた花だとおもうのだが。
これは強大な魔法の力を持つ花であり、魔法学校の先生達がおいもとめていた。
メアリはいつのまにか魔法学校に入学し、魔法を習うことになる。
しかし、そこに住む気狂い博士や、校長が、花の力で、動物や人間をも変形させてメタモフォーゼを作ろうとしていた。
おまけに、友達のピーターが捕まり変身させられようとしていた。
助けなければ、馬人間とか、鳥人間にでも、もっと醜いものにでも変わってしまう。
メアリは
魔法の力を失っていたが、ピーターを助けるために頑張るのだった。
そして悪い魔法の力は消え去り、ピーターと一緒に村へと帰るのだった。
青い花のことが、よく分からなかったよ。もっと神秘的な物語かと思っていたが、意外に簡単にケリがついてしまった。
メアリのおばさんが、何か秘密を知っていて、助けてくれる。おばさんは、青い花のことを知っていたのだから。おばさんもきっと若い時にメアリのような体験をしていたのだと思う。
もっと面白いお話にもなっただろうが、花が中心であると、このように屈託のない単純なストーリーになるという悪い見本となったかもしれない。
いくら花が美しくても、人間の複雑さには敵わないのだろう。