人形のバービーのありえへん話。
女王のようなビーバーのもとで、影の薄いケンは知らず知らずに傷ついていた。ある日、
重大な理由からバービーはニンゲンの世界に行くことになる。ケンも一緒にピンクのクルマに乗った。Journey to the real world.人間世界は驚きの連続であったー当たり前。
男尊女卑の世界観に我慢ばかりのバービー。ケンは、男の世界で水を得た魚の如きイキイキと
になる。
人形の世界をにんげんの世界と入れ替えて、現実生活の矛盾をついていくという社会派の作品とも見えるが、そう堅苦しく考えずとも
コレはあり得ない事をあり得ることにした架空的、空想的おかしなおかしなストーリーなので、気にせずとも良い。
ラストにビリーアイリッシュのもの悲しい歌声が流れてゆく。「私は何のために作られたの?」What was i made for と、人形であることの辛さをつぶやいている。
ケンを演じたのはララランドのナントカさんだ。
バービー