このおかしな題名のドラマは白い雪の降り積もるゲレンデ、そこに選ばれた天才スキーヤーの土屋太鳳である。
彼女のスキーの腕前は父親譲りであったーかつて世界で日本代表としてスキー競技に出ていた父親の遺伝子は、確実に、娘に伝わったと思えた。
スポーツの分野でも、今は、遺伝子学が採用されて良い品種の若者をチョイスしようとする傾向にあった。
太鳳はそんな自分の才能をもっともっと開花させようと、必死に練習に励むのだった。
仲間からも羨ましがられるタオの才能であった。そんな折、たいへんな事件が起こり、タオはの乗ったバスが爆破される。
偶然にも、バスを降りていたタオは無事であったが、本当の父親であろう男性は焼死してしまう。
この調査は警察が参入し、複雑な経緯が明らかになって行く。
タオは複雑な父母の関係を知って混乱する。一体自分はだれなのか。今まで男一人で育ててくれた父親は嘘つきなのか!
赤ん坊が盗まれた事件が、あって、その記事の載った新聞を父親は大切に持ち続けていた。 そんなことはつゆ知らない娘である。
本当の親は誰か、また登場人物は彼女とどんな関係にあるのか。
何か複雑な人間関係、だが、本当の主役は真白い雪の山、雪のゲレンデではないだろうか。スキーを滑りながらのドラマというのも結構珍しいと思った。