スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

絵画🖼️ ね。

日曜美術館という番組をいつも見せられていた。結婚後はそういったよくわからない生活だった。だだ、素直だった私は、なんでもハイ、ハイといって良い妻を演じようとしていた。昭和生まれの我々は、もうアーカイブスというか化石のような存在かもしれない。ただ、日本国憲法は、終戦の次の年1946ねんだよ。何も知らずに大きくなった知識のない私であった。それまでは女性の権利も何も認められていなかったのだよ。驚きだよね。

 

まあ、それはさておき、絵画では、最近、ゴーギャンの素朴な村娘たちの踊りの絵や、ゴッホの嫌に明るいレストランの絵。

私はゴーギャンが嫌いだったが、どうしてもタヒチの感覚を受け入れできなかったからだが、この踊る村娘の絵は、究極的素朴さが軸になっているようで、初めてゴーギャンの凄さに感動したという事だ。「踊るブルターニュの女の子」

あと圧巻は、ムンクの叫び以外の人物画が、素晴らしいとおもう、多分個人的な感覚なのですが。ムンクの人物画はやはり独特であり、変身の作者カフカに通ずるものがある。とはいっても、カフカムンクより20年後にうまれています。1883年生まれです。カフカの最愛の母と妹はナチスに捕まって亡くなりました。カフカは40歳ほどで亡くなっており、その事を全く知らずにあの世に行ったわけです。オヨヨ。でもあの暗い作品群は、暗い時代の幕開けの予感とも言えませんか。  

自分で考える事をやめて、機械のように働く時代の。

余談だが、カフカの名言で印象的なものは、「人間は死んでからでなければとその人の本当の存在意味(価値?)がわからないものだ。」です。 人は死んではじめて何かが認められるという事でしょう。

 

ゴッホの映画も2、3本見ていたので、ゴッホの苦難を思うと、この嫌に明るい絵は涙を誘うほどであるー彼はお金もなかったから、この美しいレストランで食事をすることはなかったのかも。もちろん、いきつけの愛着のある店だったのかもしれない。お礼にと描いた一枚ですか。

f:id:dekochanya:20240401092457j:image   この絵は「レストランの内部」 というらしい。