スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ミスタータンバリンマン  ボブボブディラン 

Mr.Tambourine man  タンバリンマンさん、おはよう。目が覚めたから一曲やってくれよ。行くあてもない僕だから、君の歌が聴きたくて。夢の中ではこの街は崩れ去り消えてった。夢を見るには硬すぎる地面だね。ご覧のように手も痺れ、足も今では痺れて動かない。こんな僕でも、足が動きたいっていうのならついてゆくけどさ。

実は君の船に乗せて欲しいわけ、うねって進む魔法の船だろ?君がタンバリンで歌ってくれたら、僕は必ず君のそばで聞くからねーしかも僕は絶対にきみのいうことを聞くよーきみのいうとおりに、僕に消えろというならこの世から消えてるのさ。願わくば魔法のように。

きみ、こんな僕なのにうたを一曲うたってくれるよね。

 

なんとも情けない男のねがいは、美しいメロディーと共に歌われてゆくディランの一曲だが、改めて聞くとへえ、そういう内容だったのかと。

ディランは詩が良いといわれてのノーベル賞受賞であったが、これ以来一挙にカリスマとなった彼は、既に82歳だという。もう70年近くギターを持ち続けてじぶんの歌をうたってきたんだね。