けっこう分かりにくい作品の方だと思う。
プレコグpre cog,つまり前もって知るcognition,でしょうか。未来の世界の事なので、あまりに進みすぎていて、なのに何処かはアナログっぽいという
分かりにくい作りなので、ほとほと困った作品であった。スピルバーグの個人的趣味というか、AIを使う未来人の姿がコレでもかと描かれている。これでは、周囲のスタッフたちの負担はさぞかしといったところだろう。
トムクルーズが長時間にわたる逃亡の演技で、がんばっていたーこれ一番 脂が乗っていたんと違いますか。
犯罪をなくすために、プレコグに予知された犯人はすぐに捕まえられてしまう。まだ罪を犯す以前に犯罪人として警察に捕まるという設定だ。コレって余計なお世話だね。
プレコグは3人いて、警察の秘密の場所に飼われているーそう囚われのような身なのだ。
2対1で、予知があると、一の方はマイノリティだとみなされ、その予知は消されてしまうというものだ。
よくわからんわ,コレって、おかしいわな。マイノリティの方に大抵 真実が隠されているんだから。消された真実を追いかけるトム。
トムさんがこの設定に嵌められて、警察の仲間から追いかけられると言うもの。トムは知能も身体能力も他より優れていたが、アキレスの弱みが一つあって、自分の息子が6歳で誘拐され、死亡してしまったという事件で、本当は大きく傷ついていた。
そのためか、夫婦もこの事件後離婚したということになっている。そんな傷を心にしまって犯罪を追って未来警察で働いていた。
映像もパステルぽい色が加味され美しい。気になる作品だが、時間もかかるスピルバーグ個人の趣味の作品。
一時、マイノリティーとかまじょりて