ダニエルは、リンカーンとか、存在の耐えられない軽さなどに主演していたモテモテの俳優である。
「父の祈りを」とは、良くない題名だ。助詞がよくない。父に祈りを、父と祈りを、など考えられるので、覚えられないのだ。
in the name of the father が英語のタイトル。コレは日本語にすると、ややこしいわ。
今回も軽いノリで、ハンサムな若者を演じている。話は冤罪で、終身刑を言い渡されるという冤罪の実話を扱った映画だ。
冤罪の辛さは、見るものの同情を誘う。盗みなど軽犯罪を繰り返していたピッピーと一緒に、彼の家族などが、テロの首謀者として全員有罪になってしまった。牢獄で、父は死亡し、もう冗談ごとではなくなった。ある女弁護士と出会い、亡き父、母、妹、弟、友人などが無罪になった。
警察は嘘をついていたのだ。罪をなすりつけ、虚偽の自白をさせた警察、そして、裁判官などは、
嘘がバレて、恥ずかしい思いをしたが、おとがめなしであった。
アイルランドでは、独立を目指して、IRA という組織ができ、イギリスに対して抗争をやり、爆弾テロの過激地下組織であり、イギリス政府は、躍起になっていた。
映画の女弁護士だが、なんか田舎の役場に嘱託で勤めているようなやるきのないダレたおんなであった。
もう少し、詳しく描いても損はなかったはずだ。生ぬるいコーヒーに安物ミルクを投入したような女に見えた。
なのに、最後の戦いでは急に勢い良くなって、変だった。
最初のテンションはついてゆけないほど早くて、ヒートアップして、ガンガンだったが、急に、落ち込んだりする、何なのコレっていう映画。
強弱がありすぎて変な映画で不快である。