インドのある貧しい村で、1人の男が毎日インドの神に祈りを捧げている。確か異教の神の姿ヒンデゥー教の神かしら。彼には数学の素晴らしい才能があり、それを使って、生計を立て、家族を養おうと思っている。母と、妻がいた。
ませているね。ラマヌジャンという苗字を持つ天才として、のちに難解な方式を発見するのだ。
それはブラックホールの発見につながる方程式となった。ロマンスやなあ。
イギリスのケンブリッジに推薦され、長い旅に出る。
だがイギリスでは徹底的に嫌われて、拒否され続ける。インド人いう種族は、イギリスにとって、奴隷のことであるし、厄介な人種であったのだろう。イギリスで弁護士をしていたガンジーもいい例だった。
ラマヌジャンも、素晴らしい数式を発表しようとするが、大学のお偉いさんたちの教授会がどうしても通してくれず、苦悩するのだった。故郷の母の言った言葉は、「イギリスの悪い食事は口にせずに、神に祈り精進しなさい。」だった。
インドの人は菜食が多いのか、ガンジーの伝記でも、菜食主義者のために食事面でとても苦労したことが書かれてあった。
冬が来た。しかも、イギリスの冬は厳しい。彼もだんだん疲れてきた。彼はすでに結核にかかっていた!
数学者のハーディ教授は彼の方程式がいかに貴重なものなのか、天才の仕事だと説明した。ハーディ教授は、実は無神論者であった。神を嫌い、神を避けて生きてきた。
ラマヌジャンは入院していたが、ハーディ教授は皆の前で、「この方程式は、何を言おう、神から授かったものだ!と、ラマヌジャンは言っている。神のものだから、価値があり、我々にも意味があるのだと、言っている。」とラマヌジャンの不思議な言葉を代弁したのだった。
皆が拍手する。彼はついに認められ、うけいれられたのだ。
だが、病はもう進んでいて、帰郷を余儀なくされた。彼はまた海を渡ってインドへ帰った。
だが、航海の途中に倒れて帰らぬ人となった。
ハーディーは涙ながらに、もっと早くに認められるべきであったと、つよく主張した。
ラマヌジャンの苦労や努力をよく知っていた友人の1人として。
案外偉大な数学者ラマヌジャンの祈りはここまで届いているのかもしれない。この映画を見たときは、こんなもんかと軽くあしらったが、数日経ってから、何か、心に響くものがあった。祈りは、無言の心の響きである。
上の教授たちも、次々とこのことに気づき始めるのだった。
とうとうヌマルジャンは、学会から認められた。