再びのビューティフルですが、残暑の中体調が悪く苦しんでいるワタクシメです。
また、この映画かい!この題名いつ聴いても怖くてドキドキする映画だね。危険な匂いがする。
映画館の壁に貼ってあったポスター。それを見たのが、胸がむせかえるような不吉な日だったこともある。
これは実在した数学者の「ジョン ナッシュ」教授の話だ。
何時も人には見えない人物が見えるので、時折、仲間の学生達から嘲笑の的になっってる。
一体お前、誰とチェスしてんだい?なーんてね。かわいそうなジョン。でも、心は実は数学 数学のことばかりなんだ。
彼は数学界の天才として次々と重要な論文を発表してゆく。ひょうばんも高く未来も前途洋洋と。
彼はリーマン予想の証明を行おうとして発表の会場で、発病した。言葉が意味もなく乱れていく。解体された精神。
余りにも熱心に関わり深入りしすぎた結果であろうーこのユニークな大天才は、自分の頭脳を悪魔に売り渡したのだろうか。
オイラーとかガウス以前も以後も、結局は解明されていない数学界の超難問であった。誰もが素数を駆使して解いて行くらしいが、どこまで行っても正しい答えが得られないので、心身に異常をきたしてしまう学者が 多発。今や危険視されているリーマン予想である。数学とは、理性的に考える時と、非理性的にイマジンする時とがあって、真逆の状態を保つのがむずかしいらしい。
只今や素数は量子物理学に適用されているという。トホホ難しそうやっぱ。
苦しい治療や、きつい薬を飲みながらも、数学を通して世界に貢献したナッシュ博士であった。