スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ものすごくうるさくて ありえないほど近い   2011年  extremely loud and incredibly close

リトルダンサーとかマイナーパーソンを描いた作品。アメリカ ニューヨークの貿易センタービル(ワールドトレードセンター)にテロの爆弾飛行機が突っ込んだ、かの9-11(ナイン イレブン)が起こった。

その事故で、オスカーのパパは亡くなってしまう。そのちょうど前に、留守電話があって、お父さんは大丈夫だ、良い子でいるんだ、のような電話があった。それっきり、父の声は途絶えた。

ママも、オスカーもその後はずっと放心状態で過ごした。一年経ったが、まだ立ち直れずに戸惑う母と息子であった。息子のオスカーは少し発達障害気味であり、いろいろ苦手なことがあって、社会にもすんなり馴染めずにいた。パパはそれを気にかけて色々工夫して楽しく過ごせるように世話を焼くのだった。パパの部屋にも一歩も入る勇気のないオスカー。

1年たって漸く入ってみたオスカー。そこには秘密めいた鍵🗝があった。この一本を持って彼はニューヨークを彷徨う旅に出た。この鍵がぴったり合うものが見つかれば、パパとの事にもくぎりができそうだと、思ったオスカー少年。家族には秘密のままで、一人で、地図を持ち、こまかい計画をたて効率よくうごいたのだった。暗号なのかブラックさんという名前の人を一人一人訪ねる事になった。この仕事は1日に二、三人としても、3年以上かかる計算だった。気の遠くなるような計画、しかしオスカーは大真面目でパパとの絆をもう一度感じるために挫けてはいられないのだった。一人の少年の個人的な事情。それをイキイキと描いている。彼に関わる様々な人々とのやりとりで、少年は気が付かぬ間に心が整理されてゆき、安定してきた。こもひそやかな旅で、少年は成長していくのだった!

本当はどうだったんか、何がなんなのか、分かりにくく、困ってしまった感がある。

パパはトムハンクス、少年はとても綺麗な青い目の美形少年だった。

題名も何か覚えにくいように思う。