スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

NHK TV 日本の黒い霧  作者:松本清張について

松本清張は、鳥取県出身の作家である。自然豊かな人口最低の県で伸び伸びと育ったと思う。

海あり、深い山ありで、水木しげるとか、コナンの作者の青山剛昌などが有名人だ。

松本の推理小説もいくつかは、映画化されて評判を得たものも多い。家康とかの歴史物も書いている。

せいちょうは現実の中にある真実を見つめた人で、「日本の黒い霧」という作品では、戦後のターニングポイントで起こった多々のエグい事件の事実を探ろうとしている。

まず自分の考えに賛同してくれる人々が必要であった。コレがなかなか難しいところだったであろう。彼自身の妄想と言われればそれまでである。

しかし、四六時中考え込んでいては、思考も筆も進まぬし、彼は時には愉快に気分転換もしていたとおもわれる。

この作品はフィクションであり、事件性をたっぷり含んだ出来事であり、隠蔽でもありで、非常に、デリケートでもあり、批判も殺到したのだった。

現代でも生きている作家たちは、松本におもて表紙を飾ってもらったりした人もありで、驚いた。

 

長髪のミウラジュンは、清張のファンで、面白いことを言っていた。清張を突き詰めていくと、

「現実は、うーん、嘘みたいなことこそが、現実なのだ。と分かってくる。」

イヤ、そのとおりである。嘘みたいなことが現実の本当の姿。その通りだよな。

みんな知らずに目隠しされてんだ。

 

帝銀事件から、2、26事件まで、特に26事件は気にかかるなあ。なぜこういうことになったのか、

同情からか、反骨精神からか、清張は真実を求めて色々想像を巡らしながら、史実の中の真実を突き詰めてゆくのだった。

そのような妄執に近い追及は、相手にとっては迷惑であろう。そして阻止されるものである。

自由な発言もしばしば抑えられてしまう最近の風潮やら、過激な事件が常に身近に起こるようになっている現代の日本(過去には時たま駅で切り裂き事件とかが起こるぐらいであったが)松本が生きていたら、あまりのことに、驚くだろうて。

 

彼は、このようなことになったのも、仕事柄であろうけど、きっと彼は結構裕福な家の坊ちゃんだったのではとスッポコは思う。

また彼は、チョンマゲしてた頃からか、もっと以前からか、チャラい服装の金髪の髪の日本人であっても、中の根幹は日本人気質というものは今に至るまで実は変わっていないのではないかと観るていると。

 

 

コロナ禍が数年続き、今年は五月病が特に増えているらしい。体調とメンタル面不振に苦しむ人々。コレはやっぱ社会感覚が大きく歪んで変化しているせいもあると思うん。