普通の男と女が結婚して、男児ができたー女は一生懸命育児するのだが、そのやり方が、いささか変わっていた。神経質で、特に食べ物などは、木の実とかオーガニックに凝って、ビーガンと言うやり方を通していた。そのため、2人とも、痩せて、特に子供は発育がとても遅れていた。
心配した父親は、病院や医者に何度も相談し、ついに、子供を母親から離して、独自に養育することになったーそれは役所の相談口で決めたことであった。
一体本当の子育て、本当の食事とはなんなのだろうか。テレビで毎日見るグルメとかも、何か常識を逸脱したものが多くなっているようだ。
家族が揃って、ご飯をいただく、そんな時期を数年でも体験した人は幸せというものだろう。
お父さんの席、おじいさんの席、子供の席といろいろきちんと決まっていて、美味しくないといっても、それを食べるしかなかった昔のことだ。
現代では、多くが父親は家庭を投げ出し、母親も、疲れている。
この映画が示すサジェスチョンは、結構真面目なものであった。
時代は変わっても、皆で食卓を囲む流儀のある家は堅固で立派である。