ここのところずっと暑かったので、何か水関係の映画ならどれでもいいから見たい!
ラッキーなことに、前からずっと見たかった「川の底からこんにちは」が観れた!感動して少し泣いちゃいましたよ。石井監督はすでに有能な監督であると認められていますね。
満島ひかりは、お父さんが病気で倒れたと聞いて、とりあえず里に帰ってきた。家にはしじみの加工をしている工場があり自分もそこで一時的に働くことにした。駆け落ち同然で行き着いた東京。東京の会社では、うだつも上がらずうまくいかず思い悩んでいたところであった。
母親はとうになくなっていたし父親もどうやら再起不能のようであった。彼女は1人で帰ってきたのではない。一緒にバツイチの男とその娘(幼稚園児ぐらい)と一緒に帰ったのであった。
会社ではひかりの過去の噂をあれこれしていてうるさいおばさんたちがいた。
ひかりの演技も、売りの天然がよいし、相手役の男も余裕で合格、また小さい子役が良かったかも。山椒は小粒の良い例だ。ひかりの口癖は、「どうせ私はたいした人間じゃない、私の人生いつだって中の下だから!」
トロトロしていたひかりは最後には本気を出して、猛然と会社のための働く女に変身する。
中の下には中の下のやり方がある、と腹を括ったひかりさんであった。
女曰く「女はみんな女狐さ。」
女いわく、「一生懸命生きてる人は、滑稽にみえるんですよ。私知っているんです。」