子供の時から、家庭でも、孤独を感じていたボウイだった。両親の性格のせいで、ボウイも孤独癖になったようだ。母は気の強い言葉のごく少ない女性だった。父親は、痩せたほぼ人付き合いもないような真面目腐った男のように見える。特に母親の愛を勝ち取ろうと、彼は恐ろしい程の努力を強いられた不運の少年でもあった。何をしても母親は冷たかった…。
ボウイは都会に出て、多くのバンドと組んで、次々と新しいメンバーとやっては解散の繰り返しだった。恋人もできたが、彼女は、少し頑なな防已に愛想尽かしたのか離れてゆく。ボウイはその事でとてもプライドを傷つけられたのだった。アンジーという女性は、のちにミックジャガーの妻になったそうだが。
ボウイがジギースターダストの成功までの軌道を描く。色々なバンドのメンバーが出てボウイとのことを話すのだ。
彼はなかなかに自分を磨くことに必死で試行錯誤を重ねていったのだ。有名になるためには、まあなんだって試した。
ただレコードは売り上げが良くなくて、なかなか道半ばという状態が続いて行った。
宇宙物の映画にも出た。そのうち芽が出てきたのである。持続することが彼の成功をみちびいたのかも。
ただ、ビートルズや、ストーンズなどと違って、グループ一体でやってゆくのではなくて、彼1人のカリスマで乗り切るこの芸能世界は厳しい物だったに違いない。
でも彼は逆に一人の方がやり易く、楽だったのかもしれない。
ファンタジックな化粧してステージに上がる彼であった。