スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

A. I スティルバーグ監督   2001年

未来では、ロボっト社会が進み、人間は彼らと共存していた。

ある人間の夫婦の子供は病気になり、目覚めるまで冷凍状態にされていた。

そこへ、可愛らしい男の子のロボットを薦められて家庭に連れ帰った。

ロボットは、人間の女性をママと呼び、懐くように設定されていた。可愛がられて、育った。

 

ある日、本物の子供が目を覚まし、この素直なロボットの子は不要になったのだった。

ロボットの墓場、と呼ばれているらしい森に、このロボットは捨てられたのだった。

そこには似たような不要になったロボット達がいた。

僕はお母さんに会いたいーお母さんが大好きだ、というこのこどもロボットに対して、大人のロボットは、お前は捨てられたのだよーお母さんのことはもう諦めろよ、と諭すのだった。

 

しかし、このデヴィッドと名付けられ、人間の親に愛され愛した記憶は、彼から消えなかった。

200年後、都市は水に沈み、海となった。デヴィッドは、母を探して、海を彷徨う。

海の廃墟には、仙人のような神が住んでおり、彼の心を読み憐れんだ。

彼をかわいそうに想い、最後に母に合わせてやる。

2人は互いに抱き合い、目を閉じて、大きな幸せに抱かれたまま、デヴィッドは最後の眠りにつくのだった。