スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

安らぎのない喫茶店

この安らぎはナンダロウー不思議な気がする一片の建物で、コーヒーやランチを食べる普通の店なんだが、実は何かカラクリがあるって事。お客がほぼ居ないのが快適である。店は儲かっているのかいないのか。

広い空間にぽつぽつと並ぶ大きめのテーブルたち。そこで私達は昼食を食べるんだ。大きな窓が正面と側面になって囲みそこからはもちろん緑の木々らしきものが見える。時に風に揺れている。コーヒーは厚めの渋い色のカップで入れられてくるが、決してまずくはない、いや苦めだが濃くてうまいだろう。そしてランチに限り百円引きだ。家族はいつも私がコーヒーを飲むのを許してくれた。私はコーヒー好きなので。

もし死ぬのなら、この店で、ご飯を食べてからがいいなと思わせる不思議な店。

店主は男、ヘンテコな痩せ気味の中年オッサンーうん、この人がすごい雰囲気を持っているから

すべてが他の店と違ってくるんだ。いや、味付けの妙があるからだろう。 さて

メインディッシュと進みましょうか。ふむ、まずは、オムライスを頼んだぞ。他より安いからと言う理由で。

意外にも美味かった。意外にもサラダまでついていて、これがまた妙に美味いのだ。ただレタスとキャベツと人参だったが。

この人参がゴルドメダル🏅、を添えたげんいんだろう。こんなショボそうな店で、何故こんな人参のサラダが出てくるんだい!と驚いたのがいけなかった。

オムライスはまあまあの味だったが、これがまた銀メダルを獲った。何でかうまいのだ。サクサクとスプーンで掬い完食。ジャア、定番であるハンバーグランチはどうだろう?コレも後日食べたのだが、コレも標準以上の出来だったから点数で96点といったところだな。

特別凝っていて美味しいわけでもないのに、何故、こんなにおいしく、いや愛おしいと言う方が似合っているが、うまく感じるのかは謎だ。

このお店ではほぼ全てがこんなふうであるので、こちらは不思議な気持ちになるのだ。

店の広さと、こじつけのないごくごくフツーの平均をあくまでも目指そうとする意志さえ感じる味付けだ。得体のしれない変な中年オジサン店長、この

組み合わせが人を呼び寄せてしまうのだろうか。ワタシの中では破格のレベルの店ということになってしまった。