スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2006年  かもめ食堂 小林聡美  片桐はいり  もたいまさこ    群ようこ原作

この三人が揃ったということは、とだれもが想像できる展開になるに違いないーそんなふうな運びで進んでゆく海外編、場所はフィンランドヘルシンキとかだが、なんか人も、まばらの静かな町で小さな食堂を開いた小林聡美であった。1ヶ月たっても、お客はゼロで、それでもたった1人でせっせと店を回す女であった。道ゆく人たちは、この店に客が来いのを不思議そうに眺めていた。あの女は小さいから、きっと子供よね、とか、勝手に言い合っていた。そんなとき、のっぽの片桐と知り合いになり、一緒に店をすることになる。またそこへ、空港で荷物がなくなったもたいまさこがやって来る。

美味しいコーヒーの淹れ方を習った小林は美奈を唸らせる熱いコーヒーを入れてもてなした。

夫に逃げられた傷心の主婦もやって来て皆が知り合いになってゆくにだった。

そうしているうちに、どこからかお客が来るようになって、多くの客で混み合うようになる。大忙しのお店となる。日本人の小林は鮭、梅干、おかか のおにぎりにこだわり、お客もこのおにぎりを食べるのだった。肉じゃが風のシチュやら、サーモンの香味焼きっぽいものがメインディッシュで出されて行く。

活気付いたこの店はこれからどうなってゆくの?って感じ。周囲の外国人俳優たちはクセがなく、フレンドリーで、とても良かったのに、日本人キャラはいまひとつ及ばなかったと思う。片桐はいりは意外に外国に馴染む演技であった。

後は多くは語るまい。主役の小林は、かくし芸なのか合気道アイキドウが上手である。クネクネと体が柔らかすぎるんやね!